住まいには「安らぎと成長」

建てる前の「土地」「資金計画」「火災保険」から、建てた後の「税金(控除等)の相談」「住宅ローンの借り替え」など、『生活に密接した相談』で、お客様の生活を見守り、サポートする長沢さん。
 
FPや不動産など、複数の専門的な資格を持ち、常にそれらの最新情報や、多岐にわたる法律知識を更新するため、これまでの28年間、また、現在でも自分を磨き続けています。
 
それが、お客様の生活において、どのような意味があるのか。
また、ご自身が仕事をする上で、何を大切にしているか。今回はじめて、様々な観点から伺いました。

 
【取材・文責:ヒットアシスト】
 
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家を建てる際だけでなく『暮らしの中で、本当の安心を得るために』

hitassist_icoそれでは、よろしくお願い致します。早速ですが、まずは、長沢さんが日常的にどういった業務をされているか教えていただけますか。
 
その中で「人生の一部(環境)として住まいをつくる」という会社のテーマを、ご自身では「どのような役割で担っている」思われていますか?
 
 
nagasawa_icoよろしくお願いします。
まず、私の役割は、生活に近い所の相談役「暮らしのアドバイザー」なのだと思います。
 
日常業務は、主に金融や不動産、それに付随する税制など、関連した法律知識を元にした助言・交渉などです。
 
家づくりでは、FPの仕事(資金計画のアドバイスなど)を中心に、地主さん(土地探し)の交渉、銀行との借入交渉などを行っています。
 
また、建ててから、生活する段階では、住宅ローン等の借り替え相談もしておりますので、やっぱり「安心して暮らせるサポート」というのが、私の役割です。
 
 
hitassist_ico複雑な専門分野を複数お持ちですね。相当な勉強家とお見受けします。
それらの資格は、いつ頃から取得されたのでしょうか。
 
「最新情報がキモ」になる業務ですよね。情報更新が大変ではないのでしょうか?

 
nagasawa_ico平成元年に入社してから、今年で28年目になります。(2015年時点)
入社してから、これまでの27年で、着々と目標を立てて身に着けてきました。
 
最新情報、法律知識の更新という点で言えば・・・確かに、大変と言えば大変です。
 
FPの資格だけでも、2ヶ月に1回、テストがありますし、毎月、それぞれの専門誌で新しい情報を取り入れ、更新しています。
 
ただ、どの分野でもですが、法律を学ぶことで世の中の仕組みがよく分かってきます。そこが好きで、私自身、楽しんで仕事していますよ。
 
fp fudousan takken
左から、日本FP協会・認定AFP、不動産コンサルティング技能、宅地建物取引主任者(県知事)
 
 
hitassist_icoご自身がお好きな事でもあり、それが日々の向上心にもつながっている。という事ですね。素晴らしいです。
 
長沢さんがご自分を磨くことが、相談するお客様のメリットに直結していますね。
仕事(アドバイス)をされる上で、重要視している事や、こだわりはありますか?

 
nagasawa_icoやっぱり「家を建てる」という時「家族がこうなりたい」というご要望がありますよね。
「家族の1人1人が、幸せになるために」家を建てると思うんです。
 
ですから、建てる方の立場、目線になれば、そういう情報をお知らせしたり、常に更新しておくのは一番大切です。
 
例えば「給料が上がる見込みでローンを組んでいたけど、逆に下がってしまった」とか。そういう事があって「家を建てたけど、手放した」では、どうしようもないですよね。悲しいことです。
 
家を建てた翌年に、住宅控除を受けるために、税務署に同行したり、転職などで給与状況が変わったときに、ローンの組み替えをしたりと、そういった、家づくりでの「計画」や「付随すること」も、もちろん重要ですが、フォローが必要なのは、家を建ててから、暮らし始めてからの方が多いと思います。
 

家を建てる時、建てた後にも『生活のリスク』を継続して避ける

hitassist_ico「家づくり」「暮らしてから」と、各シーンでの要所をきちんとおさえていて、フォローが手厚いですね。そこまで準備があると、相談する側としては非常に心強いと思います。
 
間口が広く専門的ですが、例えば「家づくり」で「初回の相談」では、どんな助言を?

 
nagasawa_icoアドバイスもそうですが、まずはじめに、今の状況や、お考えを伺うところからですね。
そうですね…。「家づくり」で言えば…
 
ここ最近のご相談では、お客様ご自身が5年~10年後の予測をしながら、ある程度、計画を立てられていて、そこから相談にいらっしゃるケースが多いんですね。
 
具体的には
 
返済期間:『35年ローン(返済期間)』で
月々の支払額:『毎月どのくらいの支払いで(月々の支払額)』
全体の予算:『予算全体としてはこのくらい(予算)』
 
を大枠で決めていて、
 
その中で
 
うち土地予算:『土地にはいくら(うち土地予算)』
うち建物予算『建物にはいくら(うち建物予算)』
 
といった形に、大まかに計画したものを、ご自分で持込みされることも多いんです。
 
色んな情報がネットでも得られるようになりましたし、展示場に行けば、資金計画をプランニングしてくれたり、良い面もありますよね。
 
そこで得た内容や、本から得た情報、あるいは、住宅ローンのチラシなどを見て、計画を立てられているわけですが、それらのプランや雑誌、パンフレットを持込みされたり、ご質問を受けた時などは「偏った情報になっていないか」を確認して、アドバイスしています。
 
ご自身でされる所での『見落としがないか』『紙面にない情報、小さい情報が、落とし穴になっていないか』ですね。
 
 
hitassist_icoなるほど。色んな情報が出たことで『プランそのものはつくり易くなった』。
けれども「見落としや、偏った情報がないか。」今は、そういった危険性がある。と。
 
つまりは、相談することで『多面的にチェックできる。リスクを避けられる』ということですね。話せる範囲でいいのですが、具体例や、典型的な落とし穴はありますか?

 
nagasawa_icoまず1つ、資金計画、資金調達(銀行からの借入)で言えば、交渉するにあたって、大きなポイントは「メインバンクはどこか?」という事がありますね。
 
住宅ローンに関しては、雑誌でも、住宅ローンのパンフレットもそうですが…。
 
「見た目の数字」はよさそうなんだけど
「35年ローンで見たら?」「保証料も含めてみたら?」と、確認していくと
『いくら~。と、数字の幅』があったり『全体の予算に影響する数字が小さく書いてある』とか。
 
そういう曖昧さがあったりするんですね。そこが「気を付けないといけないポイント」です。
 
 
hitassist_ico確かに・・・。雑誌やチラシの「広告」は、基本的にキャッチーにつくられていますし。
 
特に「紙」の場合は、スペースが決まっているのもあるでしょうが、重要な所でも
「一応、書いておきました」という感じで、小さく書いている事が多いですね。

 
 
nagasawa_icoはい。「つかみの数字」だけを見て、そこを見落としてしまうと、生活して支払いしていく段階で、苦しくなってしまう可能性があります。
 
そうならないように、チェックをお手伝いしているんですね。その時点での最適な選択をしても、その後の金利変動もあるので、やはり「見直しはした方がいい」んですが。
 
※住宅ローン10年から上がるグラフ そのまま伸びるグラフ。ローンの数字に注意、支払期間トータルでどうか。
 
 
hitassist_ico『家づくり』でもそうですが、建てた後も、常に最新情報を持った『暮らしの専門アドバイザーが家族を見守る』ありがたい話ですね。
 
ありがたいですが…「仕事だから」という感覚だけでは、そこまで踏み入った業務はできないのではないでしょうか。仕事をする上でのモチベーションは?
 
nagasawa_ico会社としてもそうですが、私としても大切な所は、相手の立場で、相手の目線で、人生の一部として「暮らしを考える」です。
 
そこでのモチベーションは、常に自分を磨いて、お役に立つ。という所にあります。
 
色々な会社や情報がありますので、十分に情報を得て、勉強して、たくさん比べて頂いて、その上でご相談、判断して頂ければ、表面的な値段の話だけではなく、きちんと中身でお選び頂けると思います。
 
そうやって『ご自分に合った所を探せるように』なって頂いて、そこでお会いする機会があれば、尚、嬉しいですし、お客様との出逢いで、お互いが成長できるような関わり合いができれば嬉しいです。
 
 

家とは・・・「安らぎ」そして「家族の成長」

hitassist_ico色々とお答え頂いてありがとうございます。それでは、最後になります。
 
長沢さんにとっての「家」とは、何でしょうか。
「今後への一言」とあわせてお願いします

 
 
nagasawa_ico・・・「安らぎ」そして「成長」でしょうか。
 
私自身、結婚し、夫婦2人の時に家を立てまして、そこから子供が2人生まれて、今に至るまで、私も家族も、住まいと共に成長し、色々な思い出を作ってきました。
 
ですから、例えば、小さなお子さんが「お父さん、お母さん、私も自分の部屋が欲しい」と言い出して「じゃあ、そろそろ考えようか」という時。
 
ご相談いただいたご家族と共に「これから」の事を考えて
家づくりを通して、共に汗を流して「家族が成長していく過程のお手伝い」であったり
「安らげる場所をつくるお手伝い」をさせて頂く事ができれば、本当にうれしいですね。
 
 
hitassist_icoありがとうございました!
 
【取材・文責:ヒットアシスト】
※この記事は、取材で伺った内容に、事実確認を加えた上で掲載しております。
 
 

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